ニンテンドースイッチ楽しんでますか?
そろそろ発売から2年が経ちますので、普通に遊んでいた人の中にも故障が出始めるころではないでしょうか。
かくいう僕もこの度故障(自業自得)を経験し、初めて任天堂に修理に出してみました。
修理見積の結果、修理代金が1万6千円を超えるという大きな出費に。
ですが今回は完全に僕の自業自得なので、任天堂の批判をする気は一切ございません。
今回は僕のニンテンドースイッチを修理に出した体験談を書いてみたいと思います。
故障の理由と症状
まずは故障が起こった経緯と、故障内容について書きます。
始めに予告しておきますが、今回の故障は経年劣化ではなく、完全に自業自得です。
イラついて本体を殴りつけた
僕は特に勝負ごとでは熱くなりやすいタイプです。ゲームでもそれは例外ではありません。故に「煽り」にめっぽう弱いのです。
「ARMS」や「スマブラSP」などのオンライン対戦ができるゲームでは、相手の顔が見えないことを良いことに、「煽り」をかましてくる輩にしばしば遭遇します。
例え煽られても勝てばよいのですが、煽りに乗って負けてしまうとそのくやしさは筆舌に尽くし難いほどのものです。
※ただ、煽りがあるからこそゲームは面白いとも思いますが。
普通の人間であれば「くっそーッ!」みたいに多少大きな声を出して終わりにするのでしょうが、僕はそれでは収まり切れませんでした。
ある対戦で相手に煽りに煽られて負けた時、次の瞬間拳でニンテンドースイッチ本体の画面部分を何度も何度も殴りつけました。それもかなり強くです。
しかし、さすがは任天堂のゲームというべきか、画面に一切の亀裂も入ることなくしばらくの間は一切不具合を起こすことなくゲームができていたのです。
これで油断していた僕は「さすが任天堂のゲームは頑丈だ」などと、批評家気取りでゲームを続けました。その後もしばしばネット対戦でイラついては、本体の画面を殴りつけるという愚行を続けました。
そしてある時、異変は起こるべくして起こったのです。
画面がブルースクリーンになってしまった
「ガンッ‼」
いつものようにネット対戦で煽られ負けをして、本体画面を殴りつけた時、それは起こりました。
画面が突然フリーズして、「ブー」というエラー音のようなものが鳴り続けるようになってしまったのです。
慌てた僕はすぐに電源を落としてゲームを再起動しました。すると、無事ゲーム画面は立ち上がったのです。
ホッと胸をなでおろした僕は「やっぱりちょっと殴り過ぎたな」これからは気を付けなくては、と自分を戒めたのですが、実はこの時点で既に手遅れだったのです。
再起動後、続けてゲームを遊んでいるとすぐにまた画面がフリーズし、エラー音が鳴り響きます。この時点でやっと僕は「あ、ヤバイかも……」と気付きました。
再び電源を落として再起動しようと試みたのですが、電源を入れた瞬間画面が真っ青になる「ブルースクリーン」になってしまったのです。
そこからは、一切の操作ができなくなってしまいました。
修理に出してみた
ついに壊してしまった……と落ち込んだ僕ですが、修理に出すしかないとすぐに気持ちを切り替えます。
任天堂のHPから申し込み
任天堂のHPを見てみると、修理の手順は以下のようでした。
- HPから故障の症状などを書いた「修理依頼」を出す
- 修理依頼を出した時の番号を印刷または、紙に記載したものと一緒に故障したゲーム機を梱包し、所定の住所に送付する
- 修理の見積もりが届き、金額に納得すれば「修理する」の返答を行う
- 修理が完了するとその旨の連絡が届き、ゲーム機が送り返される
実際の手順は任天堂のHPを見てください。
予めHPから修理依頼をしておくと、修理代金が5%割引になりますので、その点からも上記の手順を踏むことをおすすめします。今回僕は修理代金が高額だったので、HP申し込みをしていたことで800円も割引してもらいました。結構バカにならない金額です。
なお、保証期間内であれば必ず保証書を同梱しましょう。そうしないと保証が適用されません。
なお、僕の場合は保証期間「外」でしたが、例え「内」だったとしても、故障の原因が意図的に外部から衝撃を加えたことだったので、保証は適用されなかったでしょう。
修理金額が1万6千円超え
ニンテンドースイッチ本体を郵送してからほどなくして、修理見積を知らせるメールが届きました。
その金額を見て、一瞬固まってしまいます。
修理見積額:1万6千円
本体価格のおよそ半分という事実に、スマホの前で「まじかよ( ゚Д゚)……」と絶句してしまいました。
実はこの金額になってしまった要因の裏には、ゲームの本体画面の他に、ジョイコンの左右両方とも故障していたという事実があります。
つまり本体もジョイコンの左右も故障という、満身創痍ボロボロの状態だったのです。
あまりの修理金額の高さに驚きましたが、修理ができなければゲームをすることはできませんので、この値段で納得するより他に選択肢はありません。
そもそも原因は僕が本体を殴りつけたことなので、自業自得以外の何物でもありません。すぐに修理依頼の返信をしました。
任天堂の修理は丁寧!
という訳で修理に出したニンテンドースイッチが返ってきました。
対比物を置かなかったので大きさが分かりにくいですが、結構コンパクトなダンボールに入れられて帰ってきました。
箱を開けるとこんな感じ。
プチプチと緩衝材が隙なく敷き詰められ、輸送中の衝撃からしっかりとゲーム機が守られる梱包になっています。
緩衝材を取っ払って最初に入っていたのがこちらの紙。
故障によってほとんど初期化状態になっていたニンテンドースイッチを、可能な限り故障前の状態に戻すための手順が書かれていました(全てが復帰するとは限りません)。
僕の場合は本体の基盤が壊れていたので、あらゆるデータを再ダウンロードしなければなりませんでした。
不幸中の幸いというべきか、僕はスマブラのオンライン対戦をやるために任天堂オンラインに加入していました。そのため、サーバーにデータがバックアップされていて、ほとんどのデータを取り戻すことができたのです。
また、輸送時にはカートリッジに入れていたスマブラのゲームカードは、丁寧に袋に入れられていました。
続いて本体はこちら。
本体とジョイコンは取り外され、それぞれプチプチに入れられて梱包されていました。
きっちり磨かれていて、綺麗な状態です。
さらに感動したのが、僕は本体を郵送する時に、別途購入して貼り付けていたフィルムを貼りっぱなしにしていました。
修理の際にフィルムははがされたのでしょうが、それがちゃんと張り直せるように個別包装で帰ってきていたのです。
任天堂のHPでは、こういったフィルム関係の物は郵送する時に剥がしておくように書かれていました。僕は貼りつけたまま送ってしまったので、正直フィルムは破棄されていてもしょうがなかったと思います。
それがこうして綺麗に帰ってきたあたり、さすが任天堂クオリティだと思いました。
教訓
さて、任天堂のクオリティには感動しましたが、そもそも僕が意図的にゲームを壊さなければ修理に出す必要もありませんでした。
結論、ゲーム機を殴りつけるのはやめましょう!
当たり前のことを言いました。
確かに任天堂のゲーム機は頑丈です。数回殴りつけただけではすぐには壊れないかもしれません。
ですがゲームは精密機器です。
殴りつけた衝撃のひとつひとつが、確実にゲーム機本体をむしばんでいきます。
「短気は損気」とはよく言ったものです。
皆さんも僕のように愚かな行動で、必要のない出費に見舞われないよう気を付けてください。