僕は音楽が大好きで、外を歩いている時はほとんどいつもイヤホンで音楽を聴いています。
さて、今回はそんな僕が最近購入した少し高めの無線ノイズキャンセリングヘッドホン「SONY WH-1000XM3」のレビューを書きたいと思います。
この商品は、音楽を聴くだけでなく「生活シーンのあらゆる場面で役に立つ」商品なので、全力でお勧めしたいです。
ノイズキャンセリングが素晴らしい
いきなり革新部分に迫りますが、このヘッドホンの真価はノイズキャンセリング機能にあると思います。音質も素晴らしいのですが、僕はオーディオオタクではないので、その素晴らしさは「メッチャ音いいよ!」というぐらいの感想しか書けません。
一方でノイズキャンセリング機能の良さを一言で表すのなら「一瞬で深夜2時の世界へ」と言ったところでしょうか。
外を歩いていると電車や自動車の音、鳥の鳴き声など色々な音であふれています。それがこのヘッドホンのノイズキャンセリングをオンにした瞬間、あたりが深夜2時の静けさに包まれます。
この圧倒的静けさの中で聴く高音質の音楽は、僕を別世界へ連れて行ってくれました。
ノイズキャンセリング機能でどこでも作業スペースに
このノイズキャンセリング機能は、音楽を流していない時でも起動させることができます。僕はこの機能を使って、外出先でパソコンの作業や読書、資格の勉強などをするようにしています。
- カフェ
- 映画館の待合室
- 電車や新幹線の中
- 飛行機の中
これらの場所が図書館レベルの静けさになるので、作業がすこぶるはかどります。
この恩恵は大きく、個人の生産性を大幅に向上させてくれるので人生単位で計り知れないほどの違いを生み出します。
ちなみに余談になりますが、僕は会社のお昼休みに仮眠室で仮眠をしています。そこでたまに大音量でいびきをかいている不届き者に遭遇するのですが、このノイズキャンセリングヘッドホンを持ち込むことでいびきをシャットアウトして無事安眠ができるようになりました。
そんな静かな環境じゃ寝過ごしてしまうのではないかって? 僕はスマートウォッチの振動アラームを使っているので、音が一切しなくても振動で起こしてもらうようにしているので問題はありません。
耳栓を使えばよいと思う方もいるかもしれません。ただ、耳栓は直接耳の穴をふさぐので圧迫感があり、快適性に難ありと言わざるを得ません。ノイズキャンセリングに軍配が上がると言えるでしょう。
ノイズキャンセリングは家の中でも効力を発揮
家の中にいる時でもノイズキャンセリング機能は効力を発揮します。家の中は静かだからいらないのでは? と思われるかもしれませんが、家の中でも普段意識していないだけで以下のような音が発せられているのです。
- 冷暖房、扇風機の音
- 加湿器の音
- 冷蔵庫のファンの音
- 洗濯機の音
- マンションの場合は隣人の音(足音など)
これらの音がほとんど無音になることで、家にいる時の快適性が段違いです。この静かな環境で楽しむYouTubeの動画やゲームは、極上のリラックスタイムを提供してくれます。勉強だってはかどりますよ。
ノイズキャンセリング機能を使って静かな環境で作業に集中できるというメリットだけで、音楽を聴かなくても価格の元が取れてしまうのではとすら思います。
その他機能に関して
充電持続時間
充電の持続時間は最大で30時間(ノイズキャンセリング使用時)です。
また、10分の充電で5時間再生が可能なので、万が一充電を忘れて充電切れになってしまっても充電器ですぐに充電が可能です。
ちなみに充電ポートはニンテンドースイッチと同じ「USB-C」です。アンドロイドのスマホなどで一般的に使われている「micro USB」端子では充電できませんが、僕は変換アダプタを取り付けて充電するようにしています。
※専用の充電ケーブルも付属しているので、そちらで充電することも可能
僕が使っている変換アダプタがこちら。
こいつを通常の「micro USB」端子の先に差し込んでやれば……
このように充電ができます(オレンジ色のランプが点灯)。端子の先を付け替えるだけなので「USB-C」の専用ケーブルを持ち運ぶより圧倒的に楽ですよ。
ちなみに前述したように、ニンテンドースイッチの充電接続も同じように「USB-C」なので、こちらの変換アダプタを利用して充電ができます。
僕は出先でニンテンドースイッチを充電する時はこちらの変換ケーブルを利用しています。「USB-C」のケーブルは持ち歩きません。
イヤーマフラー代わりになる
これは買った後に気が付いた利点なのですが、このヘッドホンを装着しているとイヤーマフラー代わりになります。冬の本当に寒い時期になると耳が凍り付いて痛くなる悩みをお持ちの方も多いと思います。そこでこのヘッドホンを付けていると、耳が保護されて冷たくなりません。
ちなみにヘッドホンのこの部分は伸び縮するので、頭の形に合わせてフィットします。
有線接続も可能
このヘッドホンは無線(Bluetooth)機能がありますが、有線接続をすることも可能です。専用のケーブルも購入時に付属しています。
これを是非とも利用したいのが「ニンテンドースイッチ」です。ニンテンドースイッチには2019年1月3日現在Bluetooth機能がないので、イヤホンやヘッドホンを接続する際は有線で行う必要があります。
そこでこちらのヘッドホンを使えば高音質でニンテンドースイッチのゲームを楽しむことができます。有線接続でもノイズキャンセリング機能は使えるので、ゲームの世界に没頭できること間違いなしです。
やり方は簡単。
まずはヘッドホンの接続部分にケーブルの一端を差しこみます。
続いてニンテンドースイッチ本体の接続部分にケーブルのもう一端を差し込みます。
これで高音質でニンテンドースイッチのゲームが楽しめます!
ちなみにテレビモードでゲームをする時も、本体のジャックにケーブルをつないでおけば、ヘッドホンで音声を聞くことができます。
たかがゲームでそこまで音質にこだわるか? と思われるかもしれません。しかし、「スマブラ」などでは相手が攻撃を繰り出す際の音が聞こえるか否かで、刹那の反応に差が出て、勝敗を分けることもあります。
また「シンフォニックレイン」などの、音楽がゲームの根幹に関わるノベルゲームなどでは、物語への没入感に圧倒的な差が出ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このヘッドホンは今回紹介したように、多彩な利用シーンで活用できるのが最大の利点です。
- 無線接続:通常の利用。公共交通機関などでケーブルに煩わされることなく、ノイズキャンセリング機能を使って快適に音楽を楽しめる。
- 有線接続:ニンテンドースイッチなどの、Bluetooth機能がない機器に接続して利用。有線で利用している時もノイズキャンセリング機能は使える。
- 音楽なし:勉強や読書などに集中したい時、音楽を流さずノイズキャンセリングのみ利用することで、どこでも集中できる空間に。
自信を持ってお勧めします!