毎週の土日を「有意義に過ごせた!」と思える人ってどれくらいいるのでしょうか? 平日仕事をしている時は次の休みが待ち遠しいのに、いざ土日がやってくると大して何もやることなくダラダラ過ごして後悔する……そんな人が大半なのではないでしょうか。
かくいう僕もその一人だったのですが、今回偶然とても良い休日の過ごし方を発見しました。それは「近辺開拓」です。
なんだそれ? と思っているそこのあなた。是非とも記事を読んでいってください。
近辺開拓ってなに?
「近辺開拓」とは、自分が住んでいる家の周辺を当てもなく歩いてみることです。特に行先は決めずにひたすらてくてくと歩きます。これをすると何が起こるかというと、自分が知らなかった思わぬお店やアミューズメント施設を発見することがあります。
一度こういった施設を発見すると、その後いつでも立ち寄ることができるので、より生活の幅が広がります。
なお今回は電車や公共交通機関を使わないパターンについて説明します。
日付と時間を決めて行うこと
近辺開拓をやる際にはいくつか決まり事をしておいた方がよりよい結果を得られます。その一つが「日付と時間を決める」ことです。つまり「何月何日の何時から何時まで行う」と決めてしまうのです。
時間を明確に決めることによって延々と歩き続けて「結局何も発見できずに疲れただけだった……という悲劇を防ぐことができます」。ちなみに徒歩や自転車の場合は長くても3時間くらいで行った方が良いでしょう。それ以上やってしまうと翌日に疲労を持ち越してしまう恐れがあります。
それでは実際に僕が「近辺開拓」を行ってよかったことを書いていこうと思います。
2つ目の「大戸屋」を発見
僕は自他ともに認める定食屋「大戸屋」の大ファンです。毎週2回は大戸屋で食事をするので、すっかり店員さんに顔を覚えられています。
僕が毎回行っていた大戸屋は電車で一駅という、僕にとってとてもありがたい立地にありました。土日のどちらかには必ずそこに行って食事を楽しむのが日課でした。
ですが、最近なんと徒歩圏内にもう一つの「大戸屋」を発見したのです。これはほかでもない「近辺開拓」を行った結果です。あてもなく歩いている時に目の前に「大戸屋」の看板が現れた時の衝撃といったら、今でも感動を覚えるほどです。
これで僕は家の近くに2つの「大戸屋」の選択肢ができましたので、よりお店に行く頻度を増やすことができます。なぜかって? さすがに2日連続や3日連続で同じ「大戸屋」に行くと顰蹙を買ってしまうからです。それを、同じ大戸屋でも別店舗にばらけさせることによって、双方の店舗の来店頻度を少なくしながらも、僕はより頻繁に「大戸屋」に通うことができます。
ブックオフの発見
「大戸屋」の発見が僕の「近辺開拓」の最大の収穫でしたが、それ以外にも色々と発見がありました。例えば「ブックオフ」の発見です。
僕は小説や漫画が大好きですが、近所に古本屋さんがありませんでした(ただ見付けられていなかっただけかもしれませんが)。それが「近辺開拓」でブックオフを発見したので、これからは立ち読みに行くことができます。
学生時代よりも流行の漫画を追うことができなくなってしまいましたが、これからは発見したブックオフでもう少し漫画を読んでみようと思います。
ちなみに僕はこのブックオフを見つけた時、少し前に話題になった「ファイアパンチ」を立ち読みしたのですが、中々衝撃的な内容でした。
オートテニスの発見
僕は学生時代複数のスポーツに傾倒していましたが、最も長期間やっていたのはテニス、今でもテニスが一番得意です。
そんな僕にとって、オートテニスの施設を見つけたのはうれしい発見でした。
「オートテニスってなに?」という方に一応説明しておくと、機械がテニスボールを打ち出して、それを打ち返すという練習ができる施設のことです。バッティングセンターのテニス版と思っていただければよいと思います。
実はこの時は実際にオートテニスを試すまではいかなかったのですが、もう場所は把握したので次はマイラケットを持って準備万端で出向きたいと思います。
まとめ
ネット全盛のこの時代に、ただ当てもなく歩くことは時間の無駄だと思うかもしれません。確かに、自分の家の近くに「大戸屋」「ブックオフ」「オートテニス」があるかどうかなんて、スマホで一発で調べることができます。
ただ「近辺開拓」の醍醐味は、自分が今まで意識もしていなかった事柄に出会えることです。「こんなお店、興味がなかったけど偶然入ってみたら思いのほか面白かった」という経験は、自分の見識を広げてくれます。こういったことの積み重ねが人生をより豊かにしてくれるのではないかと僕は思うのです。
また、これから新社会人として新しい土地で生活を始めるあなたは、最初の土日に「近辺開拓」をしてみることを是非ともお勧めします。
そこで発見した様々な物事は、きっとあなたの新社会人計画を彩ってくれることでしょう。