先日こちらの記事で、bluetooth(無線通信規格)のトラックボールマウスの紹介をしました。しかし、個人的に一番bluetoothの性能が生かせる電子機器は、「イヤホン」だと思います。
今回は、bluetoothイヤホンの有用性について語ります。
特性その①引っかける危険性が少ない
例えば有線のイヤホンの場合、イヤホンジャックを音楽プレイヤーにさして、そこからイヤーピースを耳まで伸ばして装着しています。このまま外出すると、イヤホンコードがどこかに引っかかる危険性があります。
例えば満員電車、人混み、はたまた誰かとすれ違った際などです。
実際僕は学生時代に都内の高校に満員電車に乗って通学していましたが、有線のイヤホンを装着していたので乗り降りで人が動くとよくイヤホンを引っかけていました。
装着したイヤホンのコードが誰かに引っかかると何が危険かって、引っかかったままイヤホン本体や音楽プレイヤー本体がさらわれてしまう可能性があることもそうですが、僕が一番危険だと思うことは、イヤ―ピースが耳から急に抜けることです。
カナル型(耳に直接イヤーピースを差し込むタイプ)のイヤホンは、耳から急に引き抜くと耳に圧がかかり、痛みを引き起こすことがあります。耳は一生ものですので、万が一これで鼓膜が傷ついて聴覚障害を起こしでもしたら目も当てられませんん。
bluetoothのイヤホンの場合、商品にもよりますが、イヤホンジャックを直接音楽プレイヤーに接続するのではなく、独立したスティック状の受信機を胸ポケット等に挟んで利用します。そしてこの受信機と音楽プレイヤーをbluetoothでつないで音楽を楽しむわけです。
よって、イヤホンコードは耳から胸にかけての狭い範囲でコンパクトに収まり、どこかに引っかける可能性は限りなくゼロになります。
特徴その②ランニング中の使用に最適
健康のために音楽を聴きながらランニングをしている人は多いです。実はそういった人たちの多くがbluetoothのイヤホンで音楽を聴いています。
走ることによって激しく体が動きますので、有線のイヤホンを使っているコードが体の周りで暴れて煩わしいことこの上なしです。bluetoothのイヤホンならそういった苛立ちを回避し、快適にランニングに集中できます。
また、bluetoothイヤホンの多くが受信機で再生送りや音量の調節ができますので、ランニングの最中にポケットから音楽プレイヤーを取り出して操作をする煩わしさもありません。
圧倒的にお勧めです。
特徴その③家の中を自由に移動できる
僕は外出先だけでなく、家の中でパソコンを使う時もbluetoothにつないでいます。
パソコンでビジュアルノベル(ゲーム)をプレイする時や、youtubeで動画を楽しんでいる時、ふとトイレに行きたくなったり冷蔵庫に飲み物を取りに行きたくなったりするとき、有線のイヤホンだと毎回耳から取り外さなければなりません。
その度に自分が楽しんでいたゲームや動画の世界から遮断されてしまいます。
bluetoothイヤホンであれば、装着したまま家の中を自由に行動できます。多くのbluetoothイヤホンの無線が届く範囲は商品にもよりますが、およそ10mなので、一人暮らしの方であればよっぽど広い家にお住まいのお金持ちでもない限り家の中のどこにいても無線が途切れることはないでしょう。
弱点は?
もちろんbluetoothイヤホンにも弱点はありますが、個人的には有線のイヤホンと比べて劣っていることは「充電しなければならない」という一点のみだと思っています。
もちろん、オーディオにこだわりがある方であれば、通信先デバイスとの微妙な音ズレや、音質に不満がでる方もいるかもしれません。しかしよっぽどのこだわりがなければ、「充電」という一点を覗いて懸念点は皆無でしょう。
bluetoothイヤホンのバッテリー持ち時間は商品によってかなりばらつきがあるようですが、最近の商品であれば最低でも5時間は持つでしょう。なので、外出先で使うだけであれば2、3日に一回充電すれば問題ないです。
僕は外出先から帰ってきた後も、家でパソコンを使う時に使用しているので、ほぼ毎日充電を欠かしません。イヤホンもスマホと同じく充電を習慣化してしまえば、それほど気にすることはないでしょう。
AppleのAirPods
少し前に、Appleからbluetoothイヤホンの「AirPods」が発売されました。
この商品は、そもそもイヤホンのイヤーピースの部分だけが存在し、コードや受信機は一切ないというもの。さらに、耳に装着すると自動で再生が始まり、耳から外すと再生が止まるなど、ワンタッチで便利な機能があるようです。
興味はありますが、Apple製品での使用でないとスペックが落ちる(らしい)ことや、そもそもイヤーピースだけだと、もしも耳から落ちて駅のホームの下や道路の排水溝に落ちたら終わりじゃね? という心配があり、未だ購入を躊躇しています。
人気ユーチューバーがレビューしていたりして、発売即売り切れもしたかなりの人気商品のようですので、もしお金に余裕が出たら購入してみようと思います。
まとめ
以上、bluetoothイヤホンの紹介でした。
都内の満員電車で通学通勤する皆様には得にお勧めですので是非。