職場の謎マナーにはとりあえず従っておくのが吉。でも染まる必要は一切ない!

社会人として企業に入社すると、まったく意味があるとは思えない謎のマナー(しきたり?)に度々出くわします。自分にとってはくだらないとしか思えないそれに従わなかっただけで、先輩や上司から叱責を受けたりするのは理不尽極まりないものです。

ただ、こういったマナーは納得がいかないからといって一方的に拒絶すると、職場で孤立してしまう危険性があります。今でも僕は納得がいっていないマナーがたくさんありますが、多少は上手く立ち回れるようになりました。今回は新入社員だったころの僕に向けて書くつもりでいこうと思います。

新人は先輩のお酒を注げ!

飲み会の席なんかで良く言われている言葉ですが、僕もよく「ご指導」を受けていました。しかもこれって「最初の一杯」だけではないんです。いわく、新人は飲み会が始まったら常に周りのグラスに目を配り、誰かのグラスの中の酒が少なくなったり空になったらすかさず注ぎに行くべし、というのです。

 

それってもはや店員じゃねーか

 

馬鹿馬鹿し過ぎて付き合ってられんというのが正直な感想で、酒なんて飲みたい人が勝手に飲みたいだけ注げば良いだけと思っています。ちなみに僕はお酒を飲まない人間ですが、仮に飲むとしても後輩が勝手に僕のグラスに追加で酒を注ぎに来たら有難迷惑に思います。

いつも職場で仕事を教えてもらっている先輩に対してせめてものお返しだという人もいますが、ハッキリ言って「感謝の言葉を伝える」だけで十分だと僕は思います。先輩のお酒を積極的に注ぎに行く新人は気配りができる人間だとは思いますが、注ぎに行かないからと言ってお説教をかますのは、まさしく老害と言われてしかるべき行いです。

コピー機の用紙を補充しろ!

僕が所属していた部署のみんなで共用で使っていたコピー機があります。当然コピー機は使っていたら用紙がなくなる訳ですが、僕の部署では「必ず新人が補充する」という謎のしきたりがありました。

当然職務規定で明記できるような内容ではないので、何の文書にも残っていません。ですが、誰かがコピー機の前で用紙切れのエラー音がなると「おい、〇〇(僕の名前)」と呼び出されてコピー用紙を補充させられていました。

コピー機の補充なんて、運悪く用紙切れに当たった人が補充すればよいだけだと思っていました。しかし、先輩いわく新人はコピー機の用紙の残り枚数に常に気を配り、無くなる前に補充して当たり前なのだそうです。

これって飲み会で周りのグラスに気を配れってのとほとんど同じですね……。こんなことが完璧にできる人がいたら、お目にかかりたいです。

謎マナーにもとりあえず従うべし

僕が過去に経験した謎マナーについて紹介しましたが、これらの納得できないしきたりにはどう対応すべきでしょうか。結論から言いますと、とりあえず全て従うべきです。つまり、これらの謎マナーについて先輩から指導されたら素直に謝り、次回からは完璧にはできなくともできるように努力を見せるようにするべきなのです。

恐らく新入社員時代の僕にこのような事を言ったら「そんな会社の犬に成り下がるくらいなら辞めてやる」と啖呵を切ったかもしれません。しかし、これには理由があります。

新人はとにかく立場が弱いです。なぜならまだ仕事ができないので、戦力にならないばかりか、誰かに仕事を教えてもらう必要があるため周りからしたら「お荷物」ですらあります。

仕事で戦力にならない以上、新人ができるせめてもの貢献は、可愛げのある存在でいることだけです。そして、一日も早く仕事を覚えて戦力になることです。

もちろん新人を育てることも先輩や上司の仕事のうちで、新人教育は彼らの給料に含まれています。しかしだからといって「自分を育てることは会社から出る給料の一部なのだから恩を着せられる筋合いはない」という態度は最悪です。理屈だけで社会は回っていないので、新人の立場でいくら正論を述べようとも「可愛くないやつ。もう知らん」とそっぽを向かれてしまうだけです。確かに理不尽です、はらわたが煮えくり返ります。ですが、ひとまず従うしかないのです。

ただし心まで明け渡すな!

職場の謎マナーにはとりあえず従えと述べましたが、心まで染まる必要はありません。「納得できない」という自分の気持ちは持ち続けて良いのです。とりあえず従うのは、職場における自分の立場を守るためであって、それはただのポーズなのです。最初は納得がいっていなかったのに、やがて心から謎マナーを正しいと洗脳されてしまったら、それはまさしく会社の犬に成り下がることになります。

つまり、飲み会で先輩にお酌の指導をされたら、笑顔でお酒を注ぎながら心の中で(酔っ払い〇ね)と思っていて良いです。コピー用紙の補充を命令されたら素早く処理しながら(自分でやれクズ)と思っていて良いのです。

そして職場における自分の立場を守りながら、粛々と仕事の実力を身につけましょう。そうすると徐々に変化が現れます。

職場では仕事ができる人間が正義になりがち

これも同義的には正しい在り方には思えないのですが、仕事ができるとやはり職場での立場が強くなります。多少人格に問題があったり、気配りができない人であっても、周りと比べて圧倒的に仕事ができる人間はあまり文句を言われないのです(あまりにひどい場合は除く)。

つまり、納得できないマナーを早く遠ざけたかったら、周りよりも仕事ができる人間になるしかありません。そのために、謎マナーにも従順なフリをしつつ、着々と実力をつけましょう。とりあえず職場で誰か一人を追い抜くだけでも立場は変わってきます。

本当は、仕事のできるできないでその人の振る舞いの良し悪しが判断されることは間違っていると思います。ただしその風潮を利用して煩わしい謎マナーを遠ざけることができる以上、利用しない手はありません。間違っても仕事ができることを笠に着て、横柄な態度をとることはやめましょう。これはあなたが新人であろうがベテランであろうが同じことです。

まとめ

職場の謎マナーに従うのは、例えポーズでも耐え難いものですが、それも給料の一部だと思って何とか耐えましょう。よく「新人は怒られるのが仕事」と言われますが、こういった意味合いも含まれているのだと思います。

今後時間が経つにつれて、意味のないマナーも無くなっていくと思います。今では確実にパワハラ・セクハラとして懲戒処分に当たる行為がひと昔前の日本で平然と行われていた事実もあります。ですので、今行われている謎マナーも、将来的には処分の対象となっていくでしょう。時が経つにつれてドンドン環境が良くなってきていると僕は感じます。

謎マナーが撲滅され、全ての新人が気持ちよく仕事ができる時代が来ることを願ってやみません。